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| ついに「ニーベルングの指輪」を観劇! |
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トゥールーズ (フランス) |
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ついに、長年の夢であった「ニーベルングの指輪」を観劇することができた。毎年上演しているようで、今年は「ジークフリート」だ。 ぼくは後期ロマン派の音楽をかなり聞き込んでいて、ワグナー、ブルックナー、マーラーは、東京でコンサートがあれば必ず行っていた。ギュンター・ヴァントの最後の来日コンサートにも行った。CDも様々な演奏で何百枚と持っている。この辺の話を始めると止まらないので、また別の機会に。 「指輪」は音楽史上に燦然と輝く奇跡のような大作だ。上演するのに4年かかる。歌劇(オペラ)をしのぐものということで、楽劇(ムジーク・ドラマ)と、ワグナーが自ら呼んだ。 なかでも「ジークフリート」はワグナー自身が最高傑作と自負したもので、実の息子に主人公の名前を付けたくらいだ。 実際には「ワルキューレ」の方が人気がある。「ジークフリート」は秘儀的で禁欲的なので、一般受けするものではないという感じがする。登場人物も極端に少なく、女声の出番もわずかしかないというのが要因のひとつだろうか。 さて、驚いたことに、おなじみのキャピトル広場にある市庁舎の一角がオペラハウスになっている。 両脇に階段状になったギャラリー席のある、いわゆるオペラハウスだ。天井画もあるし、当然、オペラ用のオーケストラピットもある。 ぼくは一番高い席を予約していた。「高い」といっても、値段ではない。文字通り、一番高い位置にある席、そう、天井桟敷なのだ。ここは値段は逆に一番安い。 東京にいた頃は常にS席を取っていたものだが、今は無収入なので、ここはがまんだ。 それにしても天井桟敷というのは窮屈だ。腰掛の幅が狭くて座りづらいし、背もたれは直角なのでくつろげない。上演が始まると床に座り込む人もいる。確かにその方が楽かもしれない。 前は急な角度で舞台に向かって落ち込んでいくので、居眠りをすると前に落ちそうになる。細い柵にぶつかって、かろうじて身体を支えている自分を発見する。 舞台は遠いが、全体が見渡せるので、鑑賞には十分だ。おそらく、舞台に近いギャラリー席よりも見やすいのではないだろうか。音も濁らずに響いてくる。 来場者は、値段の高い席はスーツ姿の紳士淑女ばかりだ。安い席は若者もいくらかいる。おしゃれをしてきている人が多いが、ドレスコードは特に定められていないらしく、ジーンズでも問題ないようだ。 お値段は、非常に安い。こんな値段で「指輪」が見れるとはすばらしい。他にも、クラシックのコンサートやバレーなどが毎日のように催されている。トゥールーズはすばらしく文化の香りのする都市だと、改めて感心した。 感激のあまり支離滅裂な文章になって申し訳ない。 演目のランクが6段階に分けられており、それぞれ価格が決められている。「指輪」はもっとも高いAクラスだ。1ユーロは120円くらい。 もっとも価格の高いAクラス もっとも価格の安いFクラス
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