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| アジアの共通言語? |
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トゥールーズ (フランス) |
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クラスで中国人がうまく答えられずにまごついていると、なぜ助けてやらないんだと、ぼくに批判が集まった。というのも、クラスメイトたちは、日本人と中国人と韓国人は同じ言語でコミュニケーションが取れるものだと考えていたのだ。 ぼくたちからしてみれば、まさか!ということになるが、彼らの気持ちもわからないではない。 南米ではスペイン語、中東はアラブ語、ヨーロッパでは場所によって英語、ロシア語、フランス語が、広い範囲で通用する共通言語として話されている。どうやら、世界の大部分では、広いエリアで通じる共通言語が存在していて当然だという感覚があるようだ。 だから、彼らからしてみると、アジアにも当然なんらかの共通言語があるのだろうと、漠然と感じているのだろう。 時々、ぼくが中国人の辞書を借りているのも原因のひとつかもしれない。漢字で意味が書いてあればなんとなくわかるので、たまに使わせてもらっているのだ。また、韓国人といっしょに♪オジャパメン〜の歌を口ずさんだりしているのも、誤解を与える一因かもしれない。 アジアには共通の言語はないのですと説明しても、文字は同じだろと無茶なことをいう人もいる。漢字は同じといえば同じだけれど、ずいぶんと違いもある。かといって歴史的経緯を説明するのも大変なので、似てるけど違うのですといっておく。実際、「表意文字」という概念を説明するのも一苦労なのだ。 そもそも、ほとんどの外国人は、日本は香港のように中国の一都市に過ぎないと考えている。中国と台湾と日本の違いを理解している外国人はよほどアジアに興味を持っている人だけだ。 「日本から来ました」 こんなことをいう人は大勢いる。 「中国から来ました」 こんなきわどい会話も耳にすることがある。彼らのアジアの地理感についてはいつか詳しく書こうと思う。
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