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   ヴェリコ・タルノヴォ

走行距離 9055km
訪問都市     29

 ВЕЛИКО ТЬРНОВО
(ブルガリア)

 

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* ふたつの川に挟まれた街と城塞


ルーマニアの大平原を、排ガスにくらくらしながら疾走。国境から120キロ、ブルガリアでもっとも美しい街のひとつに到着


ブルガリアはキリル文字だ! しかし、なぜかぼくはキリル文字が読めるのだ


岸壁の上に張り付くように広がる家々。これは絶景だ


街中はけっこう栄えている。洋服店が多く、街の人はおしゃれ


大きな車道が街を貫いているので、車通りも多い


かっこいい記念碑


川中にある建物は美術館


これがツァルベッツ城塞だ! なぜか川を隔てた向かいの山に迷い込んでしまった…


ようやく入り口までたどり着いたところ。残されている城壁の規模がすごい


城壁内から街を見た


かつての王宮痕はそこそこ修復されている


当時の間取りを想像することはできるが、どうもインスピレーションが刺激されない城塞だ


こういう残骸が好きなのだ


完全な形で再建されたのは、唯一この教会だけ


水道管を包んでいたアスベストが露出している!


城壁の中で迷った… 相当広いのだ


城塞から見下ろした街の北側の集落。聖ジョルジ教会が見える。住人たちは平気で歩いているが、ちょっと遠い


夜景もいい。城塞のライトアップショーもあるそうだが、ある程度の人数(金額)が集まらないと行われないそうだ

ブルガリアの道はそれほど悪くない。むしろ、状態はいいと思う。国境を越えてからはずっと、片側一車線で、木々に囲まれた山の中を通る。交通量は少なく、楽に走ることができた。状態の悪いエリアもあるが、がたがたしているというよりは、まるで波打つような起伏がある。これはある意味、気持ちがいい。そう思っていると、突然、巨大な穴が待ち受けていたりするので、あなどれない。眼をしっかりと見開き、できるだけ遠くまで路面を見ていないといけない。

この日は、人口7万人の街、ブルガリアでもっとも美しい景観を持っていると評判のヴェリコ・タルノヴォにやって来た。

ガイドブックによると、ここだけは見逃してはならない、中世のブルガリアを知る絶好の場所、ということだ。

この街は蛇行するふたつの川に挟まれた断崖の上に立っている。だから、反対岸から見ると、岸壁に張り付くように家が並んでいて、さすがに絶景だ。

人口7万5000人、街の中心を幹線道が通り抜けるので、すぐにホテルは見つかった。車を停めるところも、混雑しているが、見つかった。人口の割りに大きさを感じさせない、と思ったら、新市街は道路沿いに20分ほど歩いたところに広がっていて、そちらに行くと団地がたくさん建ち並んでいた。

それにしても排ガスがひどい。地元の人によると、25年ものなんてごく普通に走っているそうだ。なぜかブルガリアの古い車は黒煙ではなく、白い煙を吐いている。

商店を見ていると、今までの東欧の国とは違って、服飾店が多い。若者たちはみんなおしゃれだ。こういうタイプの人たちを見たのは、ポーランド以来だ。露出度は高いし、ハイヒールを履いているし、香水もつけている。東京人のようなビッチ系ファッションが多いのも刺激的だ。こんな小さな街でこれだけおしゃれなら、ブルガリア人は相当のおしゃれ好きなのだろう。若い女の子同士で手をつないで歩いているのをよく見かけるが、習慣なのか、同性愛者なのか。

夜はとてもにぎやかだ。カフェやレストランはとてもにぎわっているし、巨大なインターネットカフェは満員だった。

物価はスロバキア並みに安い。通貨はleva レヴァ。1 leva が70円くらい。コーラ500ccが0.65から1.20 leva 程度。洋モクが100円足らず。(正確にいうなら、leva は複数形で、単数の場合は lev だ)

どこで食べるかかなり迷ったのだが、簡単にすませたいと思い、ファミレスっぽい店に入った。清潔なファミレスが新しく増えてきているようだ。この街では、食べ物はあまりおいしいものには出会わなかった。

翌日、川沿いを歩きながら、一番の見どころである、ツァレヴェッツ城塞を目指した。

対岸から街を見ようと思ってふらふら歩いていると、丘の上に登ってしまい、城塞にたどり着くまで1時間以上を要してしまった…

この城塞は相当な規模の城壁を残している。最初にトラキア人によって築かれ、ローマ人がやってきて、次にビザンチンがやってきた。それからスラヴ人、ブルガリア人、再びビザンチン、というように変遷する。

城壁の中には400の住居と18の教会があったと言われる。それだけでもどれほどの規模か想像が付くだろう。中は本当に広い。城壁の中を歩いていて、森のような場所に迷い込んだのは初めてだ。

残念なことに、発掘も再建作業も終了しているようで、かつての生活風景を想像するには難しい状態で放置されている。

唯一再建されているのは、丘の上の教会。街全体を見下ろす存在感のある建物だ。内部は、ややフォビズム風の新しい宗教画で埋め尽くされている。

街には、他に、中規模のミュージアムや、見事な教会がいくつかある。街の外にも4つほど教会があって、それぞれ個性があるのだが、歩いていくにはちょっと遠いかも。それと、アルバナシはほんの数キロの距離。

(2004年9月14日〜15日)

 

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