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走行距離 685km |
Autun (フランス) |
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| * ガロ=ロマン時代の夢の跡 | |
![]() 高い塔を持つカテドラルを真ん中に、全景はとても美しい ![]() これが修復されたローマ劇場だ! 座るとサッカー場と湖を見渡すことができ、妙にゆったりする ![]() これが謎のローマ・ピラミッドだ! ![]() 謎のボイン山。これこそピラミッドではないか?と思ったが、なんの解説もなかった ![]() 逆光の中そびえるヤヌスの神殿 ![]() カテドラルはどことなく大雑把な感じ ![]() 見事な柱頭は魅力。これは、キリストちゃんの誕生に駆けつけた3人の賢者。「プレゼントでげす」「おお、すまんな」「えへへ」「今後ともごひいきに」 ![]() タンパンもけっこう魅力。天上世界を描いた部分よりも、一番外側が面白い。十二星座と月々の労働が彫られている ![]() 「オータンにおける日本年」ということで、ミュゼで展示をやっていた。「オータンにおける」という狭さがいい |
夜通し雨だったが、朝はいい天気になった。まったく陰のないところにテントを立てたので、朝日の直射で目を覚ます。テントの中が熱されて、たまらなくなって外に出ると、まだ8時で、空気は冷たく、すがすがしい。
さっさと北上してアルザス・ロレーヌ地方まで行き、ドイツに入るつもりが、思ったよりもブルゴーニュ地方がおもしろいので、長居することにした。 というわけで、クリュニーを発って、無数の丘を越え、オートンという街にやってきた。 ガロ=ロマン時代のもっとも重要な街だということだが、今は見る影もなく、街の周辺にいくつか大きなローマの遺跡が残るのみだ。当時の様子を想像するのは難しい。 ガロ=ローマというのは、ローマ占領下のフランス地方のことだ。ぼくの愛読書、カエサルの「ガリア戦記」に描かれているのが、この辺りだ。 おもしろいのはローマ劇場。中世には建材として解体されてしまったが、いい感じに修復されている。埋もれ加減が見事だ。この劇場は湖のそばにあり、間には小さなサッカー場がある。こんなところでスポーツをするのも楽しいだろう。 さらに街外れを行くと、ローマ時代に墓場だったらしき場所に、大きなピラミッドの残骸が残されている。高さは27メートルもあるという、とても珍しい代物だ。ぼくの感覚だと、ローマ人は記念碑は一枚岩で作りたがったものだ。だから、小さな石か煉瓦の積み重ねでこういったものを残したというのは、不思議な感じがする。数度の発掘調査は不首尾に終わり、正体は解明されていない。 街中にはカテドラルがあるが、ずいぶんと大雑把な印象を受ける。すばらしいとされるタンパン(破風)は、物語性に富んだ個性的な図案でチャーミングだが、状態はそれほどよくない。教会の中にはいくつもすばらしいシャピトル(柱頭)があり、柱頭の展示室もある。解説がしっかりと用意されているのが心強い。 街中には見所はカテドラルと小さなミュゼくらいしかなく、ローマ時代の遺跡は街の外側に散在している。そのため、車がないとけっこう見てまわるのは大変だ。ぼくは歩いて回ったが。この街は駐車スペースはとても多いので、車で入っても苦労はしない。 半日ほどで切り上げ、次の投宿地アヴァロンに向かった。 (2004年7月19日)
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