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   ブラショフ

走行距離 8655km
訪問都市     26

 Braşov
(ルーマニア)

 

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* ルーマニアで最も美しい広場を持つ街


今回の移動はそれほど大変ではなかった


ホステルの部屋には2段ベッドが3つと、マットレスが1つある。けっこう広い


片付けることを知らないスコットランド人のトニーと同じ部屋だった


広場の真ん中にある建物はミュージアムとして公開予定


ルーマニアで一番きれいな広場だそうだ。噴水の周りには大勢の人たちがいる


広場の向こう側は山。ロープウエイでのぼることができる。夜になると、頂上からレーザービームが照射される


目抜き通りもなかなかいい。ほしいものはなにも手に入らないが


ふらふらしていると、立派な建物がけっこうある。これは多分、シナゴーグ


立派な建物


かつて街を取り囲んでいた市壁は、部分的にしか残っていない。濠は運動場になった


インターネットカフェはこの奥に… こんな感じの店もけっこうある。勇気を出して踏み込むのだ

さてさて、ここには2泊したが、何も見てない。広場と通りを何度も行ったり来たりしたくらいのもの。後はインターネットに接続したり。

ちょっとITの話をすると、ルーマニアのインターネットカフェは、必ずIPが固定されている。だから、自分のマシンを持っていくなら、ちょこちょこと設定しなければならない。店番のおばさんなんかはそういうことがわかっていないので、とても困りながらも、なんとかしてあげたいと親切なそぶりを見せる。若者たちが通訳をしてくれたり、わざわざ技術担当者を電話で呼んでくれたり。IPとゲートウェイとDNSさえわかれば、自分でできるのだけれど、そういう情報を店に置いていない。3軒入って1軒では断られたが、こんな形で現地の人とコミュニケートできたのは、とてもよかった。若者たちは親切だし、英語は大してできないが、外国人と話すことを楽しんでいた。

街を歩いていると、若い女の子たちに指差されて「ジャポネ?ジャポネ?」と言われたりすることもあった。「いかにも」と答えると、「ほら言ったでしょ」とばかりにうれしそうにする。よほど珍しいのだろうか。通りすがりに、「カラテ、アチョー」とか「アイヤー」とか言う子供も多い。車で信号待ちをしていると、ロマ(ジプシー)の子供たちに取り囲まれて、小遣いをせびられたりもする。

よた話はおいておくとして、この街で何をしていたかというと、ここを拠点にブラン城とブラショフ城に行ってきたのだ。車ならすぐの距離だし、バスでも回れるらしい。一日に3つほど城を回るツアーも出ているそうだ。

宿泊は、ユースホステル。たまにはユースホステルもいい。にぎやかだし、西側の人たちと話すとちょっと安心する。

それにしても、ここに滞在している連中はよく遊ぶ。観光に対するスタンスがまるで違うのだろう。徹夜で遊んで、昼過ぎまで寝ている。遊ぶといっても、ここで出会った人とダベったり、ビールを飲み歩いたり、それくらいしかすることはないのだが。

情報交換をしたり、旅の道連れを見つけたり、いっしょに街を見て回ったり。ぼくが話をした連中は、いっしょに山に登ってハンググライダーをやってきたそうだ。まともなインストラクターがいなくて、着地方法を教わらず、「走れ!飛べ!」で、全身傷だらけになっていた。

このホステルのすばらしいところは、従業員が全員、美女ぞろいなところ。英語のできるきれいな女性をこれだけ見つけるのは、この国では難しいような気がする。特に、最初に受付にいた金髪の女の子がかわいかった。表情がとてもやわらかく、ちょっとブリっ子(ブリっ子は死語かもしれないが、他の語彙で代用できないと思ったので使用した)。

このホステルのサービスは変わっている。洗濯は無料、インターネット1時間と、ビール500ccが毎日付いてくる。おまけにルーマニア煙草は吸い放題らしい。

洗濯は、普通なら洗濯機と乾燥機があって、自分でやるものだが、ここでは洗濯籠に放り込んでおくと、女の子たちが洗ってくれる。自然乾燥させてから、畳んでおいてくれるのだ。洗濯もこの子がやってくれると思うと、ちょっと萌えるのだ。ただし、どんな洗剤を使っているのか、洗濯物は薄っぺらく、ぺしゃんこになって返ってくる。白人たちのまっ黒になるまではき続けた靴下といっしょに洗われるのも、気になるといえば気になる。おまけに、愛用の白いタオルがなくなってしまった。

ぼくはここに二晩泊まったが、二日目は深夜までトランプや、ジェスチャーごっこをして遊んだ。ほとんどが英語圏から来た若者たちだ。

ちょっとウンチクを垂れると、ルーマニアとは「ローマ人の国」という意味。東欧で唯一のラテン系国家、ということに公式にはなっている。しかしヨーロッパでは、ローマ人の血が混ざっていない場所を見つける方が難しい。だから、ローマ人の末裔という主張はどうもピンと来ない。

モノの本によると、彼らがローマ人の末裔を名乗ったのは、大嫌いなロシアの影響から逃れるためで、文字もキリル文字を捨ててローマ字を採用したのだった。

しかし、こちらに来て思ったのは、他の東欧の国よりもずっとロマンス語由来の語彙が多いということ。メニューだとか看板に書かれていることだとか、フランス語の語彙と似ていて、ほとんどわかってしまうのだ。英語よりもフランス語でしゃべった方が、語彙を拾って勝手に理解してくれたりもする。もしかしたら、本当に他の国よりも、ローマの影響を深く受け、長く持続させていたのかもしれない。この辺の話は歴史書を読めば書いてあるのだろうが。それに、ローマ人は海が好きなので、黒海方面にも足を伸ばしてみないとなんともいえない。

意外なことに、ルーマニアは美女が少ない。ローマ人の末裔なら、もっと美女比率が高いはずだ(イタリア最高!)。我々のイメージするルーマニア美女といえば、すらりとしていて、顔が細く、目が鋭く吊りあがっていて、髪と瞳がまっ黒。そんな感じだろうか。確かに、髪と瞳は黒いし、目も切れ長だ。なのに、あまり美女がいない。残念だ。

(2004年9月12〜13日)

 

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